新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」への懸念が高まる中、アップルがオフィス勤務の再開を再び延期した。また感染拡大を受けて3店舗の一時閉鎖も決定している。事情に詳しい関係者によれば、同社は15日、従業員に対し、オフィスでの勤務再開が再び延期されたと伝えた。勤務再開の日程はまだ確定していないという。ティム・クック最高経営責任者(CEO)は約1カ月前、来年2月には「ハイブリッド」型の勤務に戻ることになると従業員らに伝えていた。アップルは6月と9月、そして22年1月にもオフィス勤務再開を予定していたが、複数回にわたり計画を延期している。同社はまた、フロリダ州マイアミとメリーランド州アナポリス、そしてカナダのオタワにある3店舗を一時閉鎖。これら店舗では感染件数の増加が確認されたという。アップルは14日に米国内の店舗のすべての従業員や顧客にマスク着用を義務付ると発表した。