人が成長するのは、期待をかけてもらったとき
僕が相手に期待をかけるのは、僕もまた期待される人間でありたいからです。
僕自身、何か成し遂げたい夢があるわけでもありません。
その代わり、夢を持っている人を応援したい。
実現のためのステージを用意することで、「この人と一緒にいれば、やりたいことに挑戦できるかもしれない」と、僕に期待をしてほしい。
自分は誰かに期待をかけてもらっている。
もしかしたら、今よりもっとやれるかもしれない。
そんな希望が芽生えたときに、人はもっと勉強しようとするし、ぐんと成長する。
目の前の人の可能性を信じることができれば、本気で期待をかけることもそれほど難しいことではないと思っています。
(本原稿は、中野善壽著 『孤独からはじめよう』から一部抜粋・改変したものです)