世界の半導体業界、大卒人材めぐり争奪戦に米グローバルファウンドリーズは労働市場の逼迫が数年続くとみている Photo: GABBY JONES for The Wall Street Journal

 大手半導体メーカー各社は、半導体チップの供給不足に対応するため世界各地に十数億ドルかけて工場を建設しているが、そこで働く人材の確保に苦戦している。

 半導体メーカーの経営陣は何年も前から適性のある労働者の減少を懸念してきた。業界関係者によると、世界的な労働力不足やコロナの影響によるデジタル機器需要の急増、各国政府による自国のチップ製造能力の増強などにより、現在はその懸念が一段と高まっている。

 多くの業界が労働力不足に直面している。チップメーカーは製造プロセスの多くが自動化されているため優位な立場にあるものの、その工場で使用されているハイテク機器の操作には依然、熟練したスタッフが必要だ。現在の大規模な能力拡大で、ニッチな分野を中心に異例の人材需要が生じている。