――筆者のジェラルド・F・サイブはWSJエグゼクティブ・ワシントン・エディター ***  ジョー・バイデン米大統領が13日、こよなく愛される児童絵本で言うところの「ひどくて悲惨で最低最悪の日」に見舞われると、保守系コメンテーターのジャック・ポソビエク氏はツイッターにこう投稿した。「今日は歴史的な日だ。われわれはバイデン政権の終焉(しゅうえん)を目にした」  これはもちろん誇張だ。大統領の任務に浮沈はつきもので、ロナルド・レーガン、ビル・クリントン時代がまさにこれを裏付ける。バイデン氏は任期4年のうち、ようやく2年目に突入するところだ。