ゴールドマン・サックスはトランザクション・バンキングや資産管理、ウェルスマネジメントなどの分野に投資している(写真はマンハッタン南部の同社ビルゴールドマン・サックスはトランザクション・バンキングや資産管理、ウェルスマネジメントなどの分野に投資している(写真はマンハッタン南部の同社ビル) PHOTO: GABBY JONES FOR THE WALL STREET JOURNAL

――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」

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 米金融街のトレーディングは2021年ほどの絶好調とはいかないかもしれないが、投資家はまだ賭けを引き揚げる必要はない。

 ゴールドマン・サックス株は18日の取引で約7%安と急落した。投資家はトレーディングデスクを懸念しているのかもしれない。同行が発表した10-12月期のトレーディング純収入は、前年同期比7%減少した。ただ、制御不能の減少には程遠い。債券、通貨、商品(コモディティー)のトレーディング収入は、2020年10-12月期に比べわずか1%減で、これまでに決算を発表している同業他社より小幅な減少にとどまった。