米連邦準備制度理事会(FRB)が暗号資産(仮想通貨)市場に影を落としている。仮想通貨は年明け以降、株式市場と歩調を合わせるように売りが膨らむ展開となっている。FRBが早ければ3月にも利上げに動くとの観測で投資家心理が冷え込んでいるためだ。コインデスクによると、ビットコインは年初来8.7%、イーサは14%いずれも値下がりしている。売りは上場する関連企業の株価にも波及。コインベース・グローバルは年初来12%安、マラソン・デジタル・ホールディングスは21%安、ライオット・ブロックチェーンは16%安に沈んでいる。ビジネス向けソフトウエア開発企業でありながら、ビットコインに巨額の投資を行っているマイクロストラテジーも年明けから16%下落。同社のマイケル・セイラー最高経営責任者(CEO)はビットコイン推進派として知られる。
ビットコインの新常態、米株安やFRBに逆らえず
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