リーダーの評価は、後からついてくる

評価に対する考え方も、哲学を持ったほうがいい。

僕は、評価は「お賽銭」のようなものだと思っています。

神輿に上げられた僕の働きがよければ、それだけのお賽銭をいただけると言うイメージです。

もしも、お賽銭が少ししかもらえなかったとしたら、それだけ働きが悪かったと受け止めなければならない。

だから、僕は会社と契約するときには、「報酬は後で決めてほしい」とお願いすることが多いんです。

ちゃんと働きがいいかどうかを見てもらって、その後に判断してくれればいいと思っています。

僕は期待に応えられるように頑張るだけです。

お金持ちになりたいから、評価されたいからリーダーの仕事を引き受けるというのは本末転倒。

会社のラベルを利用して、自分を自分以上に大きく見せようとしたってボロが出る。

自分の力を発揮して、心から楽しめる一瞬一瞬を過ごし、その結果として周りにも喜んでもらえる。

あくまでも、評価と報酬は後からついてくるものなのだと思います。

(本原稿は、中野善壽著 『孤独からはじめよう』から一部抜粋・改変したものです)