米国は24日、8500人の兵士に対し警戒態勢入りを指示した。北大西洋条約機構(NATO)軍の東欧での防衛力強化のために、彼らを派遣する可能性に備えるためだ。そして同盟諸国は、艦船や戦闘機を東欧に送り込みつつある。欧米はようやく、ロシア軍侵攻の抑止に以前より真剣に取り組むようになってきた。それがウクライナにとって、遅すぎる対応とならないことを期待したい。  ジョー・バイデン米大統領は、ポーランド、バルト諸国など、ロシアの脅威に最も近い地点に位置しているNATO加盟の同盟国への軍隊、艦船、航空機の派遣を検討している。大統領は、ぜひその計画を進め、派遣に踏み切ってほしい。