1位はスーパーマーケット事業運営会社
平均年収は200万円
今回は、上場企業の有価証券報告書に記載された平均年収のデータを使って、「年収が低い会社ランキング2021【従業員100人未満】」を作成した。対象は、単体ベースの従業員数が100人未満の企業だ。対象期間は、2020年4月期~21年3月期。
早速、ランキングを確認していこう。
1位は、山口県に本社を置き、主にスーパーマーケット事業の管理・運営をするリテールパートナーズだった。平均年収は200万円、平均年齢は56.9歳、従業員数は12人。全員がスーパーマーケット事業を行う子会社から兼務出向という形で働いている。
同社は山口県を中心に展開する丸久、福岡県を中心に展開するマルキョウ、大分県を中心に展開するマルミヤストアなど、ローカルスーパーマーケットを運営する企業の連合を形成していて、これらの持ち株会社だ。同社によると「持ち株会社化したため、従業員数も平均年収も少なくなっている」という。
また、関西スーパーマーケットと百貨店大手、エイチ・ツー・オーリテイリング傘下の食品スーパー2社の経営統合を巡り、最高裁判所まで議決の有効性を争った臨時株主総会での“白票”を投じてしまったのは、リテールパートナーズの役員だった。