ひろゆきが呆れる「会った瞬間におバカがバレる人」の特徴ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
彼の代表作『1%の努力』では、「考え方の根っこ」を深く掘り下げ、思考の原点をマジメに語っている。この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)

相手と「会った瞬間」に考えること

 人から第三者を紹介されたり、一方的に知っている人と会った瞬間、あなたはどんなことを思いますか?

「思ったとおりの人だ」
「想像とぜんぜん違う人だ」

 だいたい、この2つの反応じゃないでしょうか。

 人は、会う前から「イメージ」を作り上げます。そして、勝手にネガティブに思い込んでいた場合は、「思ったより、いい人だった」という印象になります。

 逆に、ポジティブに思い込んでいた場合だとどうでしょう。

「いい人だと思っていたけど、なんか想像と違ったな……」と、マイナスな評価になりますよね。

相手の「ダメなところ」を探す、残念な人

 人は、無意識の中で勝手に相手に対して「イメージ」を作ります。

 第一印象や会話の中から「こういうタイプなんだな」などと判断していきます。そうしてタイプ分けをしないと、毎回ゼロからのコミュニケーションをすることになって疲れ果ててしまいます。

 できれば、会う前からポジティブな印象を持つことは避けたほうがいいでしょう。

 なぜなら、期待すると「ダメなところ」が見えるからです。そうすると、減点方式で相手と接することになります。

 結婚相談所でいつまでも結婚できない人は、相手の写真だけで100点満点を期待するからです。だから、実際に会ってみると、「ガッカリだ」と思ってしまうんです。

 そういう人は、会った瞬間に自分の馬鹿さ加減がバレるでしょう。ガッカリした表情が相手に伝わりますからね。

相手の「いいところ」を見るクセ

 勝手にポジティブなイメージで人を判断するのは、やめましょう。

「どうせ、大したことない人だろうな」
「たぶん、そんなに面白い人じゃないだろうな」

 と思うくらいがちょうどいいんです。

 すうすると、はじめは50点くらいだったのが、60点、70点……と、加算方式で相手を見ることができます。

 そう考えるほうが、同じ人生でもトクしますよね。ということで、相手に勝手に期待せずに生きるように考え方を変えてみましょう。

ひろゆき
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。著書に、44万部を突破したベストセラー『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。