私も時々、ご紹介いただくことがありますが、やっぱりとても嬉しいものです。自分のことを人がどう思っているかを知る機会など滅多にあるものではないからこそ、とてもありがたく思っています。
それに、喜ぶのは、紹介した相手だけではありません。「いい人を教えてくれてありがとうございます！」とか、「そんな素敵な人がいたとは知りませんでした！」と、全然違う人が喜んでくださるケースも、とっても多いのです。
ご紹介するのは、人だけではありません。あなたが使ってみてよかったモノや、読んで面白かった本などもそう。自分が「いいな！」と思ったことは、どんどんシェアをしてみてください。そうすることで、とってもよい循環を起こすことができるようになります。
「人が喜ぶこと」は、ほかにもあります。たとえば、「大きな声で、笑顔で挨拶をする」、「相手の話に、ただ黙って耳を傾ける」、「家族の食事の支度を、いつもより丁寧にしてみる」、「コンビニでお釣りをもらったときに寄付をする」、「宅配便のお兄さんに、“いつもありがとう！”を伝える」…。そんなふうに、自分のエネルギーを少し出すだけで、人が喜ぶものへと転換することができます。
難しく考える必要はありません。「自分がされたら、きっと嬉しいだろうな…、気持ちがいいだろうな…」と思うことを、素直に人にして差し上げるだけ。
それだけで、ステージは驚くほど軽やかにシフトしていきます！
さあ、あなたがすぐにでもできる「人を喜ばせること」は何ですか？
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『わたしは「私」を諦めないことにした』 中山ゆう子著 青春出版社刊 1540円（税込）
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