近年「働き方」が急速に変化していく中、フリーランスや起業など以前よりも可能性が広がっています。予約3年待ちの大人気起業コンサルタントである中山ゆう子さんの講座にも、30代後半から50歳前後の人が多く訪れ、複業でやりたかった仕事や、独立起業する人が増えているそうです。そこで今回は、中山ゆう子さんの著書『わたしは「私」を諦めないことにした』(青春出版社)から、“自分の武器”を仕事に変える考え方を抜粋紹介します。
「自分にとっての当たり前」が武器になる
「自分には何もない」と思っておられる人がとても多いです。しかし、これまで多くの30代~50代の女性にお会いしてきましたが、本当に何もない人なんてひとりもいませんでした。
自分が持っているものを見つけようとしてこなかったから、今はまだ見えていないだけなのです。あるいは、「これかな?」となんとなく思っていても、磨き方がよくわかっていないから、まだ光っていないだけ。
人生の中間地点にいる私たちは、これまでに様々な出来事を経験しています。その中には、得意なことや、人に喜ばれたものが必ずあります。でも、自分では「こんなことは、たいしたことではない」と思っていたり、「こんなの、誰でも同じでしょ?」と思っていたりしますよね。