ドバイでは新型コロナ禍をきっかけにハイテク産業が成長しており、ソフトバンクグループや米セコイア・キャピタルといった国際的なベンチャーキャピタルがドバイの新興企業に注目している。アラブ首長国連邦(UAE)に属する首長国ドバイは国境をほぼ開放し続け、積極的にワクチン接種を進め、ビザ(査証)などに関する政策を導入して、国際的な流動性がますます高まっている労働力を呼び込んでいる。企業の経営陣によると、欧州・アジアの多くの地域で新型コロナウイルス感染症の流行が何波にもわたって発生し、ロックダウン(都市閉鎖)が行われてきた中で、ドバイの緩和的なコロナ対策や税金の低さ、ビジネス規制が比較的緩い点が、ハイテク新興企業にとって魅力的な環境になっている。