7日の米株式市場でダウ工業株30種平均は約800ドル下落し、調整局面入りした。原油価格の高騰を受け、経済成長を巡る懸念が広がった。ダウ平均の終値は前営業日比797.42ドル(2.37%)安の3万2817.38ドル。S&P500種指数は127.78ポイント(2.95%)安の4201.09。ナスダック総合指数は482.48ポイント(3.62%)安の1万2830.96で取引を終えた。ナスダック総合は直近高値から20%下落し、弱気相場入りした。S&P500種は今年に入り、直近高値から少なくとも10%値下がりし、すでに調整局面入りしている。フィデューシャリー・トラストのハンス・オルセン最高投資責任者(CIO)は「市場はますます不安定になっている」とした上で「一方でエネルギー製品の価格ショック、他方で急激なインフレに直面し、これらが重なると、株式市場は今のバリュエーションを維持するのが非常に難しい」と述べた。 S&P500種の業種別指数は、11業種のうちエネルギーと公益を除く9業種が下落した。
NYダウ800ドル近く急落、調整局面入り 原油高を嫌気
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