古来、龍神の力を借りた多くの先人たちが願望を成就させ、成功を手にしてきました。
だが、数ある神の中で、なぜ龍神だったのか。その理由は、龍神の持つ神としての特性にあります。
幼少期より龍をはじめとする見えない世界の存在たちの声を聞くことができ、延べ1万社以上の神社を参拝してきたスペシャリストが、龍神の力を借りて運を上げ、どんな望みも実現する方法を紹介した『龍神とつながる強運人生』より一部を抜粋、再構成して紹介します。
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龍神が力を貸してくれる人とは
大杉日香理（おおすぎ・ひかり）著書累計発行部数30万部を超えるベストセラー作家
事業開始10年間で参拝した神社は、延べ1万社。経営者に向けて、歴史を基盤とした教養セミナーとして神社の捉え方を切り口とした神旅®（かみたび）をマンツーマンで行なっている。政治家に向けても、選挙事務所の神棚の設え方セミナーを衆議院会館にて開催。行政向けの講演活動、作家としても活動しながら、神社を入り口とした地域おこしにも力を入れ、神田明神との共同事業も開催している。
「場を制することができる人」が成功する、といっても、それは相手を威圧して発言権や権力を独占することではありません。
場を制するとは、いい換えれば「リーダーシップをとる」ということです。
これまでの時代は、カリスマ性のある人が道を示して旗をかかげ、他者を引っ張っていくことがリーダーシップでした。しかし、龍神時代に求められているのは、ワンマンタイプのリーダーではありません。
龍神が力を貸してくれるのは、
「一緒に存在するすべての人にとって、よい結果が得られるように導ける人」
「みんなが力を発揮し合って、目的に向かえるように働きかけられる人」
そんなリーダーシップを発揮しようとする人です。
ですから、「自分だけ勝てばいい」と考える人や「自分が全責任を負う」と一人で気負う人、独力で何でもできると思っている人は、龍神のサポートが得にくく、ますます孤軍奮闘しなければならなくなるでしょう。
古代より龍は、天帝から天命を受けた者の象徴とされていました。
それが飛鳥時代の頃に日本に渡ってくると、天皇をはじめとする有力者に受け入れられ、リーダーのシンボルとなりました。
また、龍は水の化身とされていますが、為政者にとって、大勢の人のためになる重要な仕事が治水事業です。洪水が起これば農作物が被害を受けますし、人命も脅かされます。なので、水を治めることが民を守るために何より重要なことでした。水を治めるには水をつかさどる龍の力を借りる必要があり、それができる者がリーダーとなれた、というわけです。
