ソニーグループ傘下のソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)はサブスクリプション(定額制)サービスを拡充する。ゲーム業界ではプレーヤーの囲い込みを狙い、同様の動きが広がっている。ソニーは6月から家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)」ユーザー向けに、クラウドゲームの「PSナウ」を、多人数参加型オンラインゲームの「PSプラス」に組み込んでいく。新サービスは1カ月、3カ月、12カ月単位の価格を設ける。既存サービスの契約者は合計で5000万人を超える。ゲーム分野でソニーと争う米マイクロソフトは「Xbox」ユーザー向けに、多人数参加型とクラウドゲームに対応した定額制サービス「ゲームパス」を2017年から提供している。1月の発表によると、契約者数は2500万人。