ソニーは明らかに、好敵手マイクロソフトに追随してビデオゲーム配信の新形態に全面的に乗り出す構えではない。ソニーはそこまでしなくても大丈夫だろう――今のところは。人気ゲーム機「プレイステーション(PS)」を手掛けるソニーは29日、新たなサブスクリプション(定額制)サービスを発表した。実質的には既存のPS向けオンラインマルチプレイ対応の「PSプラス」に、新たに2種類のサービスを追加することになる。2014年に始めたクラウドゲームの「PSナウ」は廃止し、同機能は最上位の位置づけで新サービスに組み込まれる。ライバルのマイクロソフトはゲーム機「Xbox」向けに、定額制サービス「ゲームパス」を提供しているが、これはその最上位サービスに対抗するものだ。
ソニーのゲーム戦略、MSと異なる選択は正解か
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