ロシアは30日、停戦協議の場でウクライナが提案した外交的解決をはねつけ、軍事活動を縮小すると表明したキエフ周辺への攻撃を行った。またウクライナ東部でも、ロシア軍による地上と空からの攻撃が強まっている。ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領報道官は、29日にトルコで行われた双方の代表団による協議について、情勢を転換させるものではなかったと発言。「双方に進展があったとは誰も言っていない」とした上で「特に期待できるものは見当たらない」と述べた。その24時間足らず前、ロシアの交渉団を率いるウラジーミル・メジンスキー大統領補佐官は、停戦協議におけるウクライナ側の提案を建設的と評価した上で、ウラジーミル・プーチン大統領とウォロディミル・ゼレンスキー大統領による会談実現となんらかの協定締結の可能性を示唆していた。
ロシア、ウクライナ東部で攻撃強化 外交的解決に暗雲
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