ひろゆきが呆れる「同じ日常が続くと満たされない人」の特徴ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
彼の代表作『1%の努力』では、「考え方の根っこ」を深く掘り下げ、思考の原点をマジメに語っている。この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)

「毎日がつまらない」と思う人

 みなさん、普通の日常生活を送っていますか。

 それとも、特別な毎日を過ごしていますか。

 世の中には、同じ日常を送っているのに「毎日が楽しい!」と思える人と、「毎日がつまらない」と思ってしまう人に分かれます。

 この差は、かなり大きいと思います。ということで、「毎日がつまらない」と思っている人の特徴について、説明していきましょう。

「ルーティン」になる瞬間

 どんなゲームでも、最初は驚きと発見があり、刺激に満ち溢れています。

 寝る間も惜しんだり、頭の中はそのゲームのことでいっぱいになります。

 しかし、ある瞬間に、それは訪れます。

「あれ、これ同じことの繰り返しだな……」と。

 これは、普段の生活でも同じです。

 引っ越しをして環境を変えて、最初は街を散歩するだけでワクワクするでしょう。しかし、ある瞬間に同じ道を歩き、同じ店に立ち寄り、同じものを買っている……。という瞬間が来ます。

 仕事も同じですね。「難しい」と思っていることができるようなると、あとはその仕事をルーティンのようにこなすだけになります。

「一発逆転」は危険な思考

 どんな場面でも、「つまらない」「満たされない」と思う瞬間は来ます。

 それを乗り越えるためには、満たされない日常を受け入れて、いまを観察するしかありません。

 同じ道でも、違う花が咲いていることに気づく、とか。

 同じ仕事でも、もっと楽になる方法はないかを探す、とか。

 考え方次第で、いくらでも楽しむことはできます。

 しかし、漠然と「満たされない」と思っていると、今度は「一発逆転をしよう!」という発想になります。

 こういった人が、ネット上の偏った考え方に染まってしまったり、怪しいビジネスの世界に足を踏み入れたり、オンラインサロンで搾取されたりしてしまうんですよね……。

 ということで、「あなたの日常は、そして、僕の日常は、つまらないものだ」と強く受け止めましょう。その上で、「だったら、どう楽しめるか?」を考える。それが生きる力だと思いますよ。

ひろゆき
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。著書に、44万部を突破したベストセラー『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。