フランス大統領選の決選投票が24日に実施され、現職のエマニュエル・マクロン氏の再選が確実となった。調査会社イプソスはマクロン氏の得票率が58.8%、極右候補のマリーヌ・ルペン氏が41.2%になると予測している。フランスの大統領が2期目に再選するのは2002年以来となる。同国は経済や世代間、地域間での分断が深まり、都市部の裕福層はマクロン氏、地方の若い労働者層はルペン氏を支持していた。得票率で2桁の差をつけたマクロン氏の勝利は予想を上回るもので、同氏が政策を推し進める上での立場を強化した格好となる。ただし32ポイント差をつけられた2017年の選挙と比べれば、ルペン氏は得票差を大きく縮める形となった。
仏大統領選、決選投票でマクロン氏が再選確実
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