米マイクロソフトの共同創業者ビル・ゲイツ氏は、ツイッターの買収を決めた起業家イーロン・マスク氏の動機は不明瞭との見解を示した。ソーシャルメディアは誤情報の拡散を防ぐ役割を果たす必要があるとも述べた。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)主催のイベント「CEOカウンシルサミット」に参加したゲイツ氏は、マスク氏は買収によってツイッターを今よりも「悪くする可能性がある」と語った。ゲイツ氏は「ワクチンが人を殺すだとか、ビル・ゲイツは人々を監視しようとしているだとか、そのようなことを彼はどう感じているのだろうか。何をするつもりなのか、完全にはわからない」と述べた。マスク氏は最近のツイートで、同氏が最高経営責任者(CEO)を務める電気自動車(EV)大手テスラに対する空売りを巡り、ゲイツ氏と対立があったことを明らかにした。気候変動への取り組みが真剣であるのならゲイツ氏はテスラ株を空売りしないだろうと主張し、気候変動に関してゲイツ氏と協力する機会を断ったという。