米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーの「夢の国」はうまくいっているようだ。ただ、現実世界から完全に自由になることはできない。同社が11日発表した1-3月期(第2四半期、4月2日終了)決算は、動画配信サービスや国内テーマパーク、テレビ広告といった主要事業で市場予想を上回った。売上高は前年同期比23%増の193億ドル、営業利益は50%増の37億ドルだった。動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」の新規会員数は790万人で、アナリスト予想を52%上回った。国内テーマパークの売上高49億ドルは、新型コロナウイルス流行前にたたき出した同部門売上高のピーク水準とほぼ同じだった。