米首都ワシントンDCの司法長官事務所は23日、英データ分析会社ケンブリッジ・アナリティカで起きたデータ流出に関与したとして、米メタ・プラットフォームズのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)を提訴したと明らかにした。カール・ラシーン司法長官は声明で、メタが運営するフェイスブックの個人情報保護に関する説明について、ユーザーの誤解を招く内容だったと主張。フェイスブックによる「ユーザーデータのずさんな監視、および誤解を与えかねないプライバシー規約の導入」をザッカーバーグ氏が後押ししたという。その結果、「ケンブリッジ・アナリティカのような第三者が8700万人の米国人の個人データを取得でき、その中にはワシントンDCの半数以上の住民が含まれ、2016年の選挙介入を狙ってそのデータを利用することを許した」としている。