物価上昇に至るところで遭遇し、倹約に励む米国人が増えている。
6月の米消費者物価指数(CPI)によると、エネルギー価格は前年同月比で41.6%、食料品は同12.2%上昇。多くの家庭がもはや旅行や外食を減らすだけでは対応できないと話す。インフレ高止まりの中、今度は必需品の出費を減らそうと知恵を絞っている。
その一つが、食品を1ドルショップやディスカウントストア(量販店)に頼る方法だ。分析会社インマーケットによると、量販店チェーンでの食品への平均支出額は、2021年10月から22年6月にかけて71%増加。一方、食品スーパーでの同品目への支出額は同じ期間に5%減少した。ウォルマートやユニリーバのような大手消費者ブランドの多くは、近いうちに店頭価格が下がることはないと断言している。