2日の中国のソーシャルメディア(SNS)では、ナンシー・ペロシ米下院議長が今週、台湾を訪問するとの情報が話題を独占しており、中国による台湾統一を求め、武力行使への支持を表明するユーザーもいる。中国のSNSでは1日遅くに、ペロシ氏の訪台計画に関するメディア報道への言及が出始め、SNSのユーザーたちが記事の写真を投稿。ペロシ氏が今週のアジア歴訪で台湾を訪問するとの情報は、ウォール・ストリート・ジャーナルを含む複数の米国および台湾のメディアが報じていたが、中国ではインターネット検閲当局によって報道の大半がシャットアウトされていた。多くのSNSユーザーは、「母国再統一」をうたう毛沢東時代のポスターの写真を投稿している。中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」のあるユーザーは「もし戦闘があったら、気持ちは沸騰して躊躇(ちゅうちょ)せずに火の上を歩く」と書き込んだ。この投稿には6万以上の「いいね」が付いた。