新型コロナ対策で長引く封鎖措置にしびれを切らした中国西部の住民が、ソーシャルメディア上で不満をぶちまけている。厳格な対策でも感染拡大を封じ込められていないことは、多くの中央・地方政府の幹部人事が決まる5年の1度の共産党大会を控えた当局にとって、恥ずべき失態となりかねない。人口50万人足らずの新疆ウイグル自治区コルラ市では、地元当局が12日、全面的な封鎖措置をさらに7日間延長すると発表した。背景には、8月半ばから外出が禁止されているにもかかわらず、10日に卸売市場に関連したコロナ感染が発覚したことがある。ソーシャルメディア(SNS)アプリ「微信(ウィーチャット)」の公式アカウントによると、その市場は消毒作業を終え、13日に営業が再開された。
新疆コロナ封鎖に不満噴出 党大会控え当局躍起
ゼロコロナ政策でも感染防げず
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