スターバックスが13日に披露した未来のバリスタの姿は、緑色のエプロンを付けた今どき風のジョージ・ジェットソン(テレビアニメ『宇宙家族ジェットソン』の主人公)のような人が笑顔でボタンを押し、複雑にカスタマイズされたドリンクを高速で用意しているイメージだ。顧客はリモートで注文と支払いを行い、カフェに入ることなく、飲み物を取って素早く立ち去る。投資家たちは興味をそそられたものの、あまり納得はしなかった。ハワード・シュルツ暫定最高経営責任者(CEO)は、3度目となったスターバックスの舵取り役からの退任を控え、スタッフとともに1日がかりでプレゼンテーションを行った。テクノロジーとスターバックスのマネジメントの秘策を駆使して、いかにコスト高と従業員の多忙な労働状況に対応し、好みがますます複雑化している砂糖入りカフェイン飲料の注文で顧客を待たせないようするための策を説明した。ただ、その多くは既に実行されている。米国における購入の4分の1は、モバイルで注文・決済されており、2018年の2倍以上に増えている。米国の売り上げの半分近くはドライブスルーの販売だ。
スタバが明かした未来構想、投資家にどう映るか
シュルツ暫定CEOの退任を前にコーヒーチェーンが提示した変革戦略
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