米国内でオフィス勤務を再開する労働者の割合は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で2020年にほとんどのオフィスが一時閉鎖されて以降、最も高くなっている。米警備会社キャッスル・システムズがモニタリングする国内主要10都市のオフィスビルでは9月8~14日にかけ、オフィスの使用が2020年初めの水準の47.5%に達した。オフィスビルでの入館カードの利用状況を監視している同社によれば、これは20年3月末以降で最も高い割合だという。中でも週半ばの火曜日と水曜日のオフィス使用は特に多く、先週はパンデミック以前の水準の約55%にまで回復していた。この割合もパンデミック以降では最も高いとキャッスルは述べている。