自動車メーカー各社は電気自動車(EV)生産で競い合っているが、納車待ちの顧客の列が長くなっている。各社は、ルイ・フィゲロア氏のような顧客を失望させないよう努めなければならない。フィゲロア氏は、フォード・モーターが2021年5月にピックアップトラック「F-150」の電動モデル「F-150ライトニング」を発表した直後に手付金100ドル(約1万4400円)を支払った。自身の建設関係の仕事にどうしても使いたかったからだ。しかし、納車待ちの列は長く、いつ正式に購入契約を結べるのか不透明な状況だ。カリフォルニア州サンバーナーディーノ近郊に住むフィゲロア氏はこう話す。「今では『このまま待ち続ける余裕があるだろうか』と自問している」
EV需要増に追いつかず 泥縄式の米自動車メーカー
納車待ちの列は長く、いつ購入契約を結べるのか不透明
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