ロシアはウクライナ4州の占領地域で実施したロシア編入の是非を問う住民投票を受け、同地域の併合を宣言する準備を進めている。ロシアの戦況悪化が伝えられる中、緊迫感が一段と高まっている。住民投票はロシアによる領土奪取を正当化しようとするもので、ウクライナや西側諸国は認めない姿勢を示している。ロシアは住民投票を演出することで、ウクライナ軍による領土奪還の試みを自国への攻撃とみなす根拠にするとみられている。23日から27日まで投票が行われたドネツク、ルガンスク、ヘルソン、ザポロジエのロシア占領地域は、合わせてウクライナ領土の約15%を占める。英国防省は、ウラジーミル・プーチン露大統領が議会演説を予定している30日に併合を宣言する可能性があるとの見方を示している。
ロシア、ウクライナ占領地域の併合宣言へ 住民投票受け
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