暴落した暗号資産(仮想通貨)の「テラUSD」や「ルナ」を開発したド・クォン氏の企業「テラフォーム・ラブス」は、越権行為があるとして韓国の検察当局を非難した。韓国当局は2週間前、同社の最高経営責任者(CEO)であるクォン氏の逮捕状を出している。テラフォームは28日にウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に宛てた声明でクォン氏を擁護している。シンガポールに本拠を置く同社の広報担当者は、「ルナ」が有価証券ではないため、資本市場に関する韓国の法律が適用されないとしている。また「今回の件は極めて政治化されており、韓国検察の行動は不公平である上、韓国の法律で保証された基本的権利を順守していないとみている」とも述べた。