ロシアによる新たな攻撃を受け、ウクライナが電力供給の復旧を急ぐ中、同国のウォロディミル・ゼレンスキー大統領はジョー・バイデン米大統領を含む先進7カ国(G7)首脳と電話会談し、対ロ制裁強化について協議した。ウクライナ南部のオデッサ州ではロシア軍の攻撃を受け、最大150万人への電力供給が途絶えている。ゼレンスキー氏はG7首脳らに対し、天然ガス供給や最新型の戦車、長距離ミサイルなどの供給を通じ、来年も引き続き支援するよう求めた。G7と欧州連合(EU)首脳陣らは12日に会合を開き、ウクライナへの支援継続を確認。G7首脳陣らは会合後の声明で、「残忍な戦争によって損害を受け破壊された重要なインフラについて、最終的にはロシアが復旧費用を支払う必要があると確信している」とした。