「~の季節ですから」と提案する
そんな時、旬のものを提案するのはいかがでしょうか?
今の季節であれば、マグロ、平目、ぶり、そして海苔も旬ですから、お寿司というのもいいですし、牡蠣をまだ食べていなければ、オイスターバーというのもいいですね。
冬らしく、グラタンや煮込み料理がおいしいビストロ、初対面の方ですと抵抗があるかもしれませんが、そうでなければ、体のあたたまる鍋料理やおでん、旬のぶりを使ったぶりしゃぶなどもいいかもしれません。
旬の味覚だけではありません。
クリスマスのイルミネーションを見ながら少し歩けるお店、お席からツリーが見えるお店。なんていうのも気がきいています。当日、この提案自体が話題となり、会話が弾むきっかけになるかもしれませんね。
「この時期ならではの旬を味わいましょう」という提案は、相手の方の好みを把握していなくても自然にお声かけしやすいのがうれしいところ。
期間が限られているため、「いつか」や「今度」ではなく、すぐにお会いできる機会でもあり、喜んでいただきたくて、一生懸命考えたということも伝わるはずです。
暮らしのなかに、季節の移り変わりを取り入れている方からは、丁寧な暮らしぶりと、育ちの良さが伺えます。
この人がいれば、お金をかけなくても、みんなが楽しく過ごせ、同じ1日が特別な思い出の1日になる。
誰でもそんな人と一緒にいたいと思うのではないでしょうか。
『旬のカレンダー』では、普段の生活のなかの、衣食住にまつわる「今、旬のもの」「今、したいこと」を400個以上も紹介しています。季節感は、意識しなければどんどん日常から失われていってしまいますが、旬のものを味わい、年中行事をたのしむことは、慌ただしい日々のなか、少し立ち止まって心を落ち着けてくれるだけでなく、丁寧な暮らしをしている自分を、なんだか少し好きになれるもの。マンネリしがちな日々の予定や、お金をかけずに楽しめることを考えるのは、けっこう大変なもの。年中行事のほか、季節料理、旬の野菜、魚、菓子、花、など、暮らしと心を豊かにしてくれる様々なことを紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。