電気自動車(EV)は「車輪のついたiPhone(アイフォーン)」と称されることも少なくない。米テスラの株主にとってここ数カ月は散々な状況になっているが、問題はこの「たとえ」の実現がどの程度まで進むかということだ。テスラの株価は今年ほぼ半減しており、下落率は自動車およびテック両業界における同業大手のほとんどより大きい。このアンダーパフォーマンスの大部分は過去3カ月間に起きたもので、背景には二つの点に対する懸念が広がったことが挙げられる。一つは、テスラ製品に対する需要はもはや、特に中国で増加中の供給を上回るものではないということである。もう一つは、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が10月にツイッターを買収したことを巡るリスクに関するものだ。
テスラ株、半値でも買い得ではないワケ
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