米ニューヨーク州南部地区連邦検事局のダミアン・ウィリアムズ検事は13日、暗号資産(仮想通貨)交換業者FTXの破綻を「米国史上最大の金融詐欺の一つ」とし、FTX創業者のサム・バンクマンフリード被告の起訴後も同社の破綻を巡る連邦捜査は続くと述べた。ウィリアムズ氏はバンクマンフリード被告提訴発表の記者会見で、「この捜査はまさに継続中であり、極めて急ピッチで動いている」と指摘し、「これがわれわれの最初の発表だが、最後ではないだろう」と語った。ウィリアムズ氏はバンクマンフリード被告が行っていたとされる不正行為の被害者に対し、申し出るよう求めた。また、不正行為について何か知っている人や関与した人は「連絡がある前に当局に来るよう」促した。