米国企業には中国とビジネスをするために卑屈な態度をとってきた暗い歴史がある。それだけにグーグルの強い姿勢をたたえたい。香港当局はここ数週間、同社を標的にしている。グーグルで香港の「国歌」を検索すると、中国の国歌「義勇軍行進曲」ではなく、香港の非公式な抗議の歌「香港に栄光あれ」が上位に表示されるためだ。香港政府は検索結果が中国の国歌を最初に表示するようにグーグルに求めたが、同社は拒否している。「何を一番上に置き、何を葬るべきかをわれわれは間違いなく彼らに伝えることができる。それを実現する方法はある」。香港の陳国基(エリック・チャン)政務官は11月下旬、メディアの編集幹部らでつくる香港新聞行政人員協会に対してこう述べた。
【社説】グーグル、香港「国歌」で原則貫く
有料会員限定
あなたにおすすめ