人気漫画『SLAM DUNK(スラムダンク)』の新作映画『THE FIRST SLAM DUNK』(監督・脚本・井上雄彦氏)が、12月から公開された。
アニメ版の声優が入れ替えられたほか、公式が設定やあらすじなどを発表しない「異例」の展開となっていたことで公開前から話題だった。すでに鑑賞した人からは「とにかく観てほしい」など好評を博している。
一方で、SNSや動画配信サイトには「ネタバレ」となるような投稿・記事がアップされはじめている。未見で、これから映画館に行く予定の人にとっては、何がなんでも目にしたくないものだ。
映画のネタバレとは、どこまで許されるのだろうか。漫画を「すり切れるほど読んだ」というスラムダンクファンで、著作権法にくわしい田島佑規弁護士に聞いた。
ネタバレを「死守!」
学生時代バスケ部だった私にとって、スラムダンクはまさに人生のバイブルです。「要チェックや!」ということで、映画の公開初日に観に行きました。
映画スラムダンクでは公式が設定やあらすじを一切発表しなかったことから「公式がそれを望むのなら、私たちは何の情報も入れずに試合(映画)に臨みたい!」というのが多くのファン心理であったように思えます。