電気自動車(EV)を市場に投入する自動車メーカーが増えるのに伴い、早期購入者に重要な特徴があることが分かってきた。新しいブランドを試そうとする傾向がかなり強いということだ。米自動車情報サイト、エドマンズ・ドットコムによると、今年初めに発売された韓国・起亜自動車のクロスオーバー「EV6」を購入した人の80%近くが同社以外に下取りを依頼している。同社の全モデルでは61%にとどまる。エドマンズのデータによると、米フォード・モーターの場合は同社以外での下取りがブランド全体で平均42%であるのに対し、EVのスポーツ多目的車(SUV)「マスタング・マッハE」に限ると6割を超える。新興トラックメーカーのリビアン・オートモーティブによると、同社のトラックやSUV(7万ドル=約940万円前後から)の購入者層は幅広く、3万ドルのスバル・アウトバック・ステーションワゴンから乗り換える人と、10万ドルのポルシェ911から乗り換える人が同じくらいいるという。