――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  韓国サムスン電子が6日発表した10-12月期の暫定決算は、メモリーチップ市場の低迷を背景に、予想外に利益が急減した。市況の冷え込みがいつまで続くかは、サムスンが野心的な生産拡大目標をどれほど迅速に見直すか――そもそも見直すかどうか――にかかっている。  営業利益は前年同期比で69%減少し、2014年以来の水準に沈んだ。S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスがまとめた市場予想も大きく下回った。同社は月内に正式な10-12月期決算を発表する。