米バイオ医薬品メーカーのモデルナは同社の新型コロナウイルスワクチンの価格について、政府との購入契約終了後は米国で投与1回分当たり110~130ドル(約1万4000~1万7000円)で商業販売することを検討中だ。これに先立ち、米ファイザーも昨年10月、ドイツのビオンテックと共同開発したコロナワクチンについて同水準の商業販売価格を検討していると明らかにしていた。モデルナが検討している医療保険会社向けの販売価格は、米政府と結んだ供給契約価格を大きく上回る。連邦政府と2022年7月に締結した供給契約では、追加接種(ブースター接種)用のワクチン1回分が約26ドル。それ以前の供給契約では従来型のワクチン1回分が約15~16ドルだった。
モデルナ、コロナワクチンの価格110~130ドルで検討
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