昨年5月のある日の午後、スクーターに乗った10代の若者2人に追い掛けられた13歳の少年が、ニューヨーク市ブロンクスの通りを走った。監視カメラの映像には、少年が介護施設のドアを開けようと必死になっている様子が映っていた。スクーターは歩道に乗り上げ、少年に向かって速度を上げた。警察によると、後部に乗っていた15歳の少年が拳銃を取り出し、複数回発砲した。近くでは、11歳のキアラ・テイさんが、放課後に美容室の外に立ち、チキンウイングを食べ、友人たちがネイルを仕上げてもらうのを待っていた。当局によると、一発の流れ弾が彼女の前の舗道に当たり、もう一発が彼女の腹部に命中した。彼女は2マイル(約3.2キロメートル)離れたリンカーン病院に危篤状態で搬送され、その夜死亡した。
米で少年犯罪が激増、長年の減少傾向が逆転
新型コロナ禍の2020年以降、子ども同士の暴力で犠牲者増える
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