失意の個人投資家、米株市場から撤退米ラスベガス在住のオマール・ギアスさん(25) BRIDGET BENNETT FOR THE WALL STREET JOURNAL

 アマチュアトレーダーのオマール・ギアスさん(25)は新型コロナウイルスの流行初期、米国株が高騰し、投機熱があらゆる市場に波及する中で、約150万ドル(現在のレートで約1億9800万円)を蓄えたという。

 投資での利益が膨れ上がるにつれ、スポーツ賭博やバー、高級車などに金をつぎ込み、出費も同様に膨れ上がった。また持ち高(ポジション)を増やすために多額の借り入れを行ったという。

 宴(うたげ)が終わってみると、読み違った賭けと湯水のような出費のせいで彼の財産は露と消えた。現在は生計を立てるため、ラスベガスの総菜販売・飲食店で時給14ドルとチップをもらって働き、タイムシェア(リゾート施設の共同所有・共同利用システム)のリセールもしている。もう市場には投資していないという。

「ゼロからのスタートだ」とギアスさんは言う。