
――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」
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ソフトバンクグループが7日に行った決算説明会では、トップの孫正義氏によるプレゼンテーションはなかった。「天翔けるユニコーン」や「金の卵を産むガチョウ」といった、かつてのようなユーモラスなスライドもなかった。ただ、株主が立ち止まって考えるべき多くの材料があったといえる。
ソフトバンクが発表した2022年10-12月期(第3四半期)決算は純損益が7830億円(約59億ドル)の赤字となり、7-9月期に計上した3兆円の黒字から大幅に悪化した。7-9月期は保有する中国・電子商取引大手アリババグループ株の一部放出が寄与した。