アクティビスト(物言う株主)のダニエル・ローブ氏が率いる米ヘッジファンドのサード・ポイントが、顧客関係管理(CRM)サービス大手である米セールスフォースの株式を取得した。事情に詳しい関係者らが明らかにした。アクティビストが同社の株式を取得したことが判明するのはこれが5例目となる。サード・ポイントは米食品大手キャンベル・スープや英蘭系石油大手シェル、また米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーなど優良企業の株式を取得して経営改革を求めることで知られていて、ディズニーとは昨年に和解合意を結んでいる。サード・ポイントがどの程度の株式を取得したのかは明らかではない。また同社が動きをみせずに静観する可能性もある。