アクティビスト(物言う株主)のネルソン・ペルツ氏は9日、米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーがコスト削減策や組織再編計画を示したことを受け、同社に対して仕掛けていた委任状争奪戦をやめたと明らかにした。  ペルツ氏は米CNBCのインタビューで、ロバート・アイガー最高経営責任者(CEO)の再建への取り組みを評価すると発言。自身の取締役就任の要求も取り下げるという。  また「これはすべての株主にとって素晴らしい勝利だ。ディズニーの経営陣は、われわれが求めていたことをすべて実行する意向だ」とした上で、「委任状争奪戦は終わった」と述べた。