「読者が選ぶビジネス書グランプリ2023」で総合グランプリとビジネス実務部門賞をダブル受賞した『佐久間宣行のずるい仕事術』。人気プロデューサー・佐久間宣行さんが20年以上かけて磨いてきた「誰とも戦わずに、好きなことで、効率的に成果を出す方法」を伝授する本書に、絶賛の声が多く寄せられた。
そこで、受賞を記念して、その悩み「佐久間さんに聞いてみよう」をテーマに、仕事にまつわる悩み・質問を大募集。本連載では、職場の人間関係やメンタルの改善、就職・転職活動に今すぐ役立つ、佐久間さんの回答を公開します。（構成／根本隼）
Q. 「話が長い人」から端的に“答えだけ”聞きたいです
質問者：30代女性
――私の部署には、とてもやさしく丁寧な先輩がいます。その人に色々教えてもらっているのですが、丁寧すぎて1聞いたら200返してくれます。正直、急いでいるときや答えがすぐほしいときは、モヤモヤしてしまい、いつか答えを催促してしまいそうです。
こういった先輩に効率よく教えてもらうワザなどありますか。佐久間さんだったら、どうやって端的に答えを引き出しますか。
（1） 質問の「解像度」を上げよう
佐久間さんからの回答↓
先輩の話が長くなるのは、質問の聞き方がフワッと抽象的で、1から200まで全部教えなくちゃと思っているからかもしれません。
こういうときは漠然とした問いをとりあえず投げるんじゃなくて、まず自分で仮説を立ててから、「私はこう思うんですけど、違いますか」という具体的な聞き方をしてみるといいと思う。そうすると、質問がクリアだから、相手の回答もかなり端的になるはずです。
（2） 「聞きたいこと」だけをガンガン質問すると、会話はスパッと終わる
佐久間さんからの回答（続き）↓
そういう端的な聞き方をしたとしても、「話が長い人」だとなかなか会話が終わらないケースもあるかと思います。僕だったらそんな場合、話の途中に割って入って、ガンガン質問しますね。
その人から聞かなくても大丈夫なことには一切触れずに、「自分の聞きたいこと」だけに絞ってガンガン質問するのが一番いいです。質問を挟まずにダラダラ聞いていると、それだけ長くなってしまいますから。
（本稿は、ダイヤモンド社の公式Twitterアカウントで募集した「あなたのその悩み、 佐久間さんに相談してみませんか？」キャンペーンに寄せられたお悩みをもとにした『佐久間宣行のずるい仕事術』グランプリ受賞記念連載です）
