米国民は祝日と重なる週末を控え、報道機関はドナルド・トランプ前大統領の起訴に気を取られている。このタイミングが当然かのように、バイデン政権は6日午後、2021年のアフガニスタンからの米軍撤退を振り返る報告書を公表した。米国民が12ページにわたる物語にだまされる可能性は低く、その陰鬱(いんうつ)なエピソードの責任はジョー・バイデン大統領にある。  ホワイトハウスの報告書は、2021年8月の米軍撤退に関連した「主要な意思決定と課題の概要を説明」している。ホワイトハウスによると、バイデン氏は、米軍のすべての部隊をアフガンから撤退させることが「米国にとって正しいことだと信じていた」という。