米労働省が7日発表した3月の雇用統計によると、非農業部門就業者数は前月比23万6000人増と、雇用ペースが緩やかに減速した様子を示した。失業率は3.5%に下がった。市場予想は就業者数が23万8000人増、失業率が3.6%だった。米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ抑制に向けて積極的な利上げを開始してから1年が経過したが、労働市場は堅調に推移している。就業者数はレジャー・ホスピタリティーやヘルスケア業界、政府部門などで伸びた一方、建設、製造、小売りで減少した。平均時給の前年同月に比べた上昇率は4.2%に鈍化した。