米小売りチェーン大手ウォルマートが、クレジットカード発行における業務提携の解消を求め、米金融サービス大手キャピタル・ワン・ファイナンシャルを提訴した。ウォルマートは今週に入り、ニューヨーク州南部地区の連邦地裁に訴状を提出。キャピタル・ワンが提携契約の一部条件を満たしていなかったと主張している。ウォルマートによると、キャピタル・ワンは紛失したカードの迅速な交換など、提供する義務のある顧客サービスを遂行していなかった。また、キャピタル・ワンが一部の取引や支払いをカード所有者の口座に速やかに反映することを怠ったと主張した。キャピタル・ワンは2019年、ウォルマート向けにクレジットカードの発行を開始。事情に詳しい関係者によると、契約期間は少なくとも26年までとなっている。