米ファストフード大手マクドナルドは今週、全社的な組織再編に着手し、数百人を解雇しているほか、一部の従業員を対象に報酬を削減している。事情に詳しい関係者が明らかにした。関係者によると、人員削減や処遇の変更は米国内外の従業員、シカゴ本社や地域統括事務所、マーケティングやオペレーションを含む多数の部門に及んでいる。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は先に、同社が3日から米国内の事業所を一時閉鎖し、一部のコーポレート部門の従業員に対して解雇通知を開始すると報じていた。この問題に詳しい関係者によると、同社は一部の従業員に対し、職位の変更、ボーナスや株式付与などの福利厚生を含む報酬パッケージの削減を条件に、会社に残る機会を与えたという。